掛川商工会議所青年部
平成22年度会長
伊東 博之
掛川YEGは、平成の時代とともに歩を進めてまいりました。時代の荒波を乗り越え、
今日まで継続しておりますのも、先輩諸氏さらには地域社会のおかげと深く感謝申し上げます。次代へと続く航路は、今さらに大波となり、我々の往く手を阻むものとなっています。その波を掻き分け進むべくYEGに受け継がれた志、勇気と情熱をもって路を切り開いていけるよう、22年度の事業を行おうと思います。
人はそれぞれが、日々研鑽を重ね、今あるその力を使い発揮しながら、生きています。組織では、異なった能力を持った人々が集合体となり、一つの目標に向かい行動を共にしています。そして、地域では、その地域の持つ特性と、人と、組織が絡み合い一つの集合体を創り出します。
画一的な今日の社会は、利便性が増し、何処に居ても同じ品質の確保や、さまざまなサービスを受けることが容易に出来ます。それは確かに素晴らしいことだと思いますが、逆にいろいろな独自性や個性が 薄れてしまっていることを表している様でもあると思います。
今を乗り越えるためには何が必要か。そのためには、その薄れゆく独自性、個性をもう一度見詰め直すことが重要になるのではないかと感じます。
今年度のスローガン、Fusion of the power =力の融合には、3つの力が必要になります。それが、人(自分)・ 組織 ・ 地域の力です。その力も、それぞれがバラバラでは何の進展も望めません。自分力を高める自己研鑽・交流、経済発展の支えとなる企業・団体の組織力、先人の知識・文化が創り上げた郷土の地域力、それらを、融合することにより、新たな独自性が加わり、見いだした可能性には、次代へと繋がる核が生まれて来るのではないかと思います。
郷土の文化と歴史を引き継ぎ勇気と情熱をもち集った仲間たち、我々YEGには、既にその核を創り上げる素志があると思います。今の自分を乗り越えるため、それぞれの企業・団体の現状を打破するため、地域の更なる発展に貢献するため、先輩諸氏が築き上げた掛川YEGの芯を忘れず、新たな可能性に挑んで行きたいと思います。
何事においても、まずは体が基本です。時代の波に呑まれない精神と体力をしっかりと身に着け、一歩・一歩、確実に、前へ・前へ
掛川YEG、本年度も、宜しくお願いいたします。
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